仕事中、パンプスで歩くたびに踵がパカパカ脱げる経験をしたことってありませんか?
仕方なく市販の滑り止めやクッションをつめて応急処置をしてみたり。
でも、しばらく履いているとまたパカパカ・・うぅ・・イライラする〜
踵が脱げないようにするには、どうやってサイズを選ぶといいんでしょうか?
目次
うそ!?表記のサイズだけ確認してもダメなの?
踵が脱げるということはサイズが合っていないから、というのは皆さんお気づきになると思います。
サイズが合わないと前滑りしてパカパカ脱げてしまいます。
さらに前滑りは外反母趾の原因にもなります。
まずはご自身の足に合うサイズを選ぶことがとても大切です。
という月並みな言い方をしましたが、一言でサイズと言っても単に足長(踵から一番長い指の先までの長さ)だけでなく足幅(親指の付け根から小指の付け根の一番幅の広いところ)もあります。
ですから、サイズを選ぶときは足長と足幅に合うパンプスを選ばなければいけません。
これはちょっと調べれば分かることですが、ここでよく考えてみてください。
靴に表記されているサイズだけで選んだとしてもそれは数値上の話。
でも靴も足も立体ですよね。
数値上のサイズだけでパンプスを選んでも、結局のところ足に合わず不都合が生じる可能性があるんです。
皆さんはパンプスのサイズを確認するとき、数値上のサイズだけで選んでいませんか?
これが間違ったサイズ選びなんです。
足の3点の位置がパンプスに合っていることが大事
例えば数値上、幅が2Eでぴったりだとします。
でも幅の位置が足と靴とでずれていると、靴の中で足が動いて前滑りを起こします。
ちょっと想像すると分かりますよね?
そう、サイズ選びには”位置”も非常に重要なポイントとなります。
足長や足幅のサイズがパンプスに合っていることを確認したら
次は”位置”を確認しましょう。
踵・親指の付け根・小指の付け根の3点の位置です。
この位置が正しく靴の中に納まっていると、履いた時に足がずれにくくなり、踵が脱げにくくなります。
この3点の位置は靴選びの基本なので、パンプスだけでなくスニーカーやサンダルを選ぶ時にも応用できます。
ただし、ここで一つ問題。
足の3点の位置は正直プロじゃないと分かりません。
でも匙をなげるのはまだ早い!
素人がなるべく簡単に判断できる確認方法があります。
自己診断になるので正確性はプロに劣りますが、お手持ちのパンプスでトライしてみてください。
やると分かりますが、ちょっと難しいですよ。
自己診断で3点の位置を確認する3つのステップ
足の3点の位置がパンプスに合っているかを確認するときは、
1.パンプスを履いた時に親指の付け根の一番でっぱっているところと、パンプスの親指側の一番でっぱっているところを合わせます。
(裏返してアウトソールをみると分かりやすいです。)
この位置を基準に3点の位置を確認するのでとても重要ですよ。
親指の付け根を指で触って確認してみてください。この時点で親指側の位置を合わせることができなかったり、合わせても指先にゆとりがなくキツキツだったら問題あり。サイズを一つ上げてみましょう。
2.親指側を確認したら次は小指側を同じように確認します。
3.次に踵の位置を確認します。指は地面につけたまま踵を少し浮かせてみてください。
ちゃんとパンプスが踵に食いついてくる感覚を感じましたか?それならOK!
スカッと脱げる感覚や、完全に脱げてしまうと合っていないので、履いているうちに不都合が起きやすいです。サイズを一つ下げてみましょう。
1から3を繰り返してもどうしてもサイズが合わないような気がする、と思ったときは木型が足に合っていない可能性もあるので、違うデザインで試してみてください。
(木型は靴を作るための原型となる重要な道具です)
と言いますか、パンプスで5ミリもずれると問題外。
サイズを変えるか、違うデザインにするか、はたまた調整するか・・・
いずれにせよそのままでは購入できません。いや、たぶん売ってくれません。位置の確認は自分でやってみると分かりますが「数ミリのずれなんか分かるか〜いっ!!」
って少しイラッとなるほど難しいです。
でも仕事履きのパンプスは足への負担も大きいのでこの3つのステップはしっかり押さえてください。
感覚的でもいいんです。
踵がスカスカしそうな気がする、ちょっとずれてるかもしれない、大丈夫だと思うんだけど。。
そんな風に考えながらサイズを選ぶことが大きな一歩になります。
今までよりも足に合うパンプスを見つけることができるはずです。
踵が脱げないパンプス選びには・・
踵が脱げないパンプスのサイズ選びについて、2つの大きなポイントをご紹介しました。
一つ、数値上のサイズが合っていること、二つ、カカトから親指の付け根、小指の付け根の3点が靴に合っていること。
もちろん、足に合うパンプスを見つけるには他にも色々な要素が複雑に組み合わさっているわけですが、まずはこの2つの基本的なポイントを押さえておきましょう。
足の3点の位置がパンプスに合っているかを確認する3つのステップは
1.親指側の位置を確認
2.小指側の位置を確認
3.踵を少し浮かせてスカッとしないか確認
まずはお手持ちのパンプスでやってみましょう。
位置を確認するのは難しいかもしれませんが、ぜひトライしてみてくださいね。