旅行へ履いていく靴は、
どうやって選んだら良い?
旅行の計画を立てるのは、とてもわくわくしますよね。行き先や着ていくお洋服と一緒に「今回は、どんな靴を履いていこうかな?」と考えるのも、楽しみのひとつではないでしょうか?
同時に、旅行に履く靴を選ぶ時は何を重視したらいいの?というお悩みをいただくことも多いです。合わない靴を履いて旅をしたら足が痛くて旅に集中できなかった・・・そんな思い出がある方も、少なくないかと思います。
今回は、
▪ いつも旅行履きの選び方に悩んでいる方
▪ これから旅行を計画している方
そんな皆様のお役に立てればと思い『旅行に最適な靴の選び方』についてお話していきます。
足と用途に合った靴を選ぶと、これまでの何倍も旅を楽しめること間違いなしです!
1:まずは、
靴選びのポイントをチェック!
2:どこに行く?何をする?
旅行の目的に合わせた靴選び
靴屋のマメ知識:
「足のむくみ」対策には”足指”を動かそう☺
目次
★新品の靴を履いていくのは控えて。足になじんだ靴が安心です
旅行用に靴を新調!当日に初めて履いたら、早速靴ずれしてしまった・・・そんな経験はありませんか?
靴が足になじむまでには、約2週間程かかるとも言われています。
新しい靴は、アッパーの革や生地がまだ硬く、靴底にも足の動きに合わせた”返り”(歩行時にソールが良く曲がり歩きやすい状態のこと)がついていません。そのため少しの距離を歩くだけでも違和感があったり、時には痛みが出る可能性もあります。旅先では、思った以上に沢山歩き回るもの。
目的地を探してうろうろしたり、歩き慣れない道が多くてペースがつかめなかったりと、いつもより歩数が増えたり、足に負担がかかることも多いですよね。
足の痛みを気にせず楽しむためにも、旅行に行く時は、普段から履いている足になじんだ靴を履いていけると、旅行中の足トラブルが起きにくいです。
もし、旅行で新しい靴を履きたい場合は、予定の1か月ほど前に準備するのがおすすめです!
当日までに少しずつ履き慣らし、その間に気になることがあれば、購入したショップへ相談できると安心ですよ♪
★デザインだけでなく、目的や路面状態に合った靴を選ぶ
着ていくお洋服に合わせて靴も選びたい。けれど、デザインだけで靴を選んでいませんか?
デザインももちろん大切なポイント。ですが、それだけを重視すると足に痛みも出やすくなります。
選んだ靴が
▪自分の足のサイズや特徴に合っているか
▪旅行中の用途や路面状態に合った靴かどうか
これらの項目も大切にして、靴を選ぶと安心です。
たとえば、舗装された道路を長時間歩くことがメインなら、
着地した時に硬い地面から受ける衝撃を吸収できるように、ひざや腰への負担が少ない靴がおすすめです。
靴底にクッション性があり、足運びがしやすいローリングソールのシューズなら、快適に歩くことが出来ますよ。
カカトや紐のないスリッポンタイプは靴の中で足が固定されません。そのため靴の中で足がずれやすく、つま先に負担がかかります。
靴が脱げないように引きずって歩いたりするとペタペタ歩きになり、疲れやすいです。こういった靴の履き方や歩き方を続けることは、外反母趾やウオの目・タコの原因にもなります。
また、ヒールの靴はデザイン重視のつくりになるため、どちらも長時間履きにはあまり向きません。
ただ、TPOに合わせた靴が必要になることもありますよね。お洋服や場所に合わせてどうしてもヒール靴が必要な時は、メインの靴とは別にもう一足持っていけると安心ですよ。
★ テーマパークや観光で一日中歩き回るなら・・・足が疲れにくい靴紐タイプのシューズがおすすめ!
疲れを気にせずアクティブに歩き回りたい!そんな時は靴紐タイプのシューズが安心です。靴紐があると、足をしっかりと固定でき、靴の中で足がずれにくい状態になります。
カカトに合わせ、靴紐をぎゅっと結んでつま先に余裕を持たせると、ビックリするほど歩きやすくなりますよ!
★ 仏閣巡りやご友人宅への訪問などは・・・着脱が便利なファスナー付きだと安心!
複数人での旅行やツアーの時などは、周りに合わせて急いで着脱しなければいけないこともしばしば。頻繁に脱いだり履いたりする場所がある場合も、早く脱ぎ履きしなきゃ!と焦ってしまいます。
そんな時、ファスナー付きのシューズなら、ささっとファスナーを上げ下げするだけでOK!
「急いで履いてカカトを踏んでしまった」「靴を履くのに時間がかかって待たせてしまった」など、心配ごとも減らせますよ。
★砂利道や舗装されていない路面を歩く時は・・・安定性のある靴底のシューズやトレッキングブーツがおすすめ
未舗装の路面は、でこぼこしていたり不安定なことが多いです。そんな時は、地面と靴底の接地面が広く、歩く時にも安定感のあるシューズが安心ですよ。
足元の安定性を高めることができるなら、足首をしっかりと固定できるハイカットタイプもおすすめです。路面状態の安定しない道を歩く時にも、足首の負担が少なく歩けます。
★ どうしてもヒールを履いて移動しなければいけない時は・・・甲ベルト付きのストラップシューズなら、足への負担を極力減らせます
仕事での出張・冠婚葬祭の遠出など、どうしてもヒールを履かなければいけない。代わりの靴も持っていけない・・・そんな時は、
▪ 指先にかかる負担を減らすため、出来る限りヒールが低めの靴を選ぶ
▪ 足が前にすべりにくいよう、甲ベルト、もしくは紐がある形を選ぶ
これらのポイントがクリアできると、出来る限り足への負担を減らすことができますよ。
旅行中は、電車や車に長時間乗っている時間がいつもよりぐっと増えます。
立ちっぱなしや座りっぱなしの状態が続くと、体内の水分や血液が下半身に溜まり、足がむくんできます。行き先によっては移動時間も長いので、一日の終わりには足がパンパンに張っていることもありますよね。
足のむくみを抑えるためには、下半身に溜まった水分や血液を体内に循環させるため
【”足指”や”足首”をしっかりと動かすこと】がおすすめ!
足指だけでなく、足首をしっかりと動かすことも意識してみてください。
足首には、膝・腰へ繋がる沢山の筋肉や、神経・動静脈が通っています。足指・足首を動かすことで、足の筋肉が乳しぼりのように収縮と弛緩を繰り返す「ミルキングアクション」の効果がうまれます。
足指運動のほかに、足首をぐるぐる回すストレッチもおすすめです。意識して動かすことで足の血行を上に押し上げてくれ、むくみ解消や血行促進が期待できますよ。
また、できるなら移動中に靴を脱いでおいたり、足を上げておくことも効果があります♪
▶ 参考動画:ストレッチウォーカーで歩く時のポイント!
こちらは、NOSAKAのローリングソールシューズ「ストレッチウォーカー」を履いた時の姿勢の取り方、歩き方をご案内する動画です。
動画で紹介している歩き方・足の動かし方を取り入れると、足首の可動域をしっかり使い、自然と足指で蹴り出す正しい歩き方ができます。歩き方を意識することで、むくみだけでなく浮き指防止・冷えの改善にもつながりますよ。
靴を履いて歩く時はもちろん、室内で裸足で過ごしている時など、あらゆるシーンで意識してみて下さい。