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シューフィッターが教える外反母趾におすすめの靴とは?

外反母趾は、人に言いにくい足・足指の症状です。外反母趾になると、靴を履いていても炎症部分が擦れて痛むようになり、深刻化すると、靴を脱いでいる時でも痛みを感じるようになります。外反母趾になって、なにより辛いのは、耐え難い足の痛みに加え、おしゃれを楽しむことやお出かけが制限されてしまうこと。

履きたい靴を履いて、自分の好きな場所へ出かけたいー。

そんな当たり前をすべての人に感じて欲しいという想いから、外反母趾でお悩みの方でも痛みを気にせず履きこなせる“本当に心地のいい靴”の選び方を専門家が解説します。

この記事の監修者
カーステン リーヒェ (Karsten Rieche) ドイツ整形外科靴マイスター(OSM)。
1966年ドイツ・ザクセンアンハルト生まれ。
1996年 Meister Schule BFO Hannover卒業、同マイスター国家資格取得。
1997年技術指導のために来日。
2007年「整形外科靴工房R・I・O」設立。日本各地で技術指導および整形外科靴製作にあたるほか、アフリカを中心に技術指導ボランティア活動を行う。
2008年神戸健康靴研究会共同開発。
2013年Nature’s walk株式会社代表取締役。
2015年一般社団法人足育研究会顧問。
国産健康靴「グーテヴァール」、「オルトマイスターシューズ/インソール」など、日本人の足を元気にする商品開発にも携わる。
有限会社のさか 専務取締役
野坂 哲平
石川県金沢市出身。
NOSAKAにて、最上級シューフィッター・野坂哲也と、ドイツ整形外科靴マイスター・カーステン・リーヒェに師事。同社にて店長職・営業職を経験後、東京の靴メーカーにて靴作りを学ぶ。
現在はNOSAKAにて自社シューアドバイザーの育成、商品開発、靴製造の技術承継と運営に携わる傍ら、啓蒙活動の一環として整形外科クリニック足外来での相談会を行い、足と靴に悩みを持つ消費者と日々向き合っている。

外反母趾の原因

そもそも外反母趾とは、足の親指が「く」の字のように変形し、小指側に曲がってしまう症状のことです。症状の程度は人それぞれで、中には親指の付け根が内側に曲がることで、腫れや痛みを伴う人もいます。

外反母趾の原因は、遺伝的影響と後天的影響の2種類があり、後者の要因の多くは普段の靴選びにあると言われています。例えば、足の幅が広めの人が普段から先が細い靴ばかりを履いていると、母趾が圧迫を受けてしまいます。さらに踵の高い(ヒール)の靴を履けば、足が前滑りするため指先を圧迫し、より変形が進んでしまうのです。

外反母趾のチェックポイント

あなたはいくつ該当しますか?
2つ以上に当てはまる方は、
外反母趾かもしれません
外反母趾のチェックポイント1 外反母趾のチェックポイント2 外反母趾のチェックポイント3 外反母趾のチェックポイント4
(※注意 実際の診断は医療機関で行ってください。)

外反母趾に最適な靴選び方法

もしも外反母趾になった場合にできることは、今以上に外反母趾を悪化させないようケアすることです。特に普段使う靴が足に合っていない場合、母趾の部分が圧迫を受けることで悪化したり痛みを感じたりすることがあります。ですから、外反母趾にやさしい靴を選ばなければなりません。

市販の靴は外反母趾を悪化させる
可能性がある

外反母趾の足にとってよくない靴は、足に合っていない靴です。特に生産性を重視して安価に大量に作られる量販型の靴は、お手頃な価格で購入できますが、足を保持するための靴の芯材やパーツを使わない、もしくは耐久性の低いものを使用している場合が多く、実は足にとってかなりの負担がかかる場合があります。足の大きさや形状は一人ひとり異なるのに、同じ形の靴を履かなければなりません。例えば同じ24センチの靴でも、幅広の足の人もいれば足の甲が高めの人がいるなど、さまざまです。にも関わらず、同じ24センチの靴を履くとなると、ゆる過ぎたり、キツすぎたりと支障が出てきてしまいます。

外反母趾に悩んでいる人たちのご相談を受けていると、日常的に足に合っていない靴を履いていたことで悪化してしまったケースに何度も遭遇します。多少の痛みはあるものの、痛いのが当たり前だと思っていた。痛くても、これしかないと諦めていた。という人が後を絶ちません。量販型の靴は、安くておしゃれなデザインのものも多いですが、少なくとも外反母趾で悩んでいる人にとっては、いい選択ではありません。

では、外反母趾の場合はどのような靴を選べばいいのでしょうか?
具体的には次の3つのポイントを意識してください。

  • ① 正しい足の姿勢を保てる「かかと」か?
  • ② 足指を圧迫しないつま先の形をしているか?
  • ③ 足のウエストがしっかりホールドできるか?

① 正しい足の姿勢を保てる
「かかと」かどうか?

靴の中で一番大事なところはかかと(カウンター)です。靴のかかとがふにゃふにゃだと、足を支えることができません。不安定で疲れやすいだけでなく、正しい歩行を妨げ、足首・膝・腰にまで影響を及ぼすこともあります。安価な靴は、靴のかかと部に使われる芯材が粗悪なものが多く、足を正しい姿勢に保つことができません。

② 足指を圧迫しないつま先の
形をしているか?

つま先が細く、足指を圧迫する靴は外反母趾の原因となるだけでなく、足指に力が入らず本来の歩き方を損ねてしまいます。ですから靴先は、なるべく自分の指先の形に沿ったデザインを選ぶのがベスト。靴先が指先の形に合っていれば、足指を圧迫しないためストレスがかかりにくく、足指本来の力をしっかり使って、のびのびと歩くことができます。

③ 足のウエストがしっかり
ホールドできるか?

靴のウエスト部分の締まりが悪く緩い靴は、足にフィットせず疲れやすいだけでなく、前滑りしてつま先を圧迫することで外反母趾の原因となることもあります。ウエスト部分を締めてあげると、足指が使いやすくなり、正しい歩行がしやすくなります。スリッポン等のように、脱ぎ履きしやすい靴は足も脱げやすく、前滑りしやすいため外反母趾の方にはおすすめできません。

外反母趾の足に優しいのさかの靴

足指を圧迫しないつま先の形をしているか?など

外反母趾になってしまった方の多くは、母趾の部分が痛くならないように大き目または幅広の緩めの靴を選びがちです。先述の通り、足にフィットしない緩い靴は、前滑りの原因になり外反母趾を悪化させてしまいます。

のさかの靴は、圧迫されやすい母趾の部分にストレッチ素材を採用している靴を取りそろえています。足のウエスト部分からかかとにかけて、支えるべきところはしっかり支え、尚且つ指先には負担をかけにくいため、ストレスなく歩くことができます。

靴のサイズは、足の幅に合わせて選ぶ

外反母趾におすすめの靴の形は先ほどお伝えした形ですが、それらに加え靴のサイズも重要です。幅がタイトすぎると歩行時に締め付けがあるので痛みを感じやすくなります。一方で、ゆとりがありすぎる靴も、変なところに力が入ってしまい歩きにくくなるので、自分の足の幅に合わせた靴を選ぶ必要があります。

次の図から、外反母趾の症状の程度と足の甲の幅に合わせて自分にぴったりの靴を探してみてください。
※自分の足の幅がわからないときは、jis規格表から自分のサイズを探してみてください。

外反母趾に合う靴のポジショニングマッピング

正しいサイズを把握することが大事

外反母趾にやさしい靴の形や構造も大切ですが、最も大切なことは「サイズ」です。自分に最適な靴のサイズや足のサイズを把握している人は意外と少なく、自分に合っていない足に負荷のかかる靴を知らず知らず履いている人は多いです。

自分の足のサイズにぴったりの靴を履くことで、足の痛みや疲れなどが大幅に軽減することもあります。足に負荷をかけないためには、足に合った正しいサイズの靴を履くことは絶対的に欠かせないことです。

正しい自分の靴のサイズを知る方法は、シューフィッターのいる靴屋や足のサイズを測定してくれる靴屋で直接測ってもらう方法があります。

「外反母趾になってしまっているので、人に見せるのは恥ずかしい」

という場合や

「わざわざ測定しにいくのは面倒」
「通販で購入したいから家で自分で測定したい」

という場合は、このような足の正しいサイズがわかるキットもあります。

セルフ・フットメジャー

のさかがオススメする
外反母趾用の靴

外反母趾の人の靴選びのポイントと自分の適正サイズがわかったら、普段履きの靴を変え、実際に歩いて試してみてください。きちんと自分に合った靴を履くと、靴が心地よいフィット感と足にくっついてくるような感覚があり、足取りも軽くなるはずです。

ただ、多くの外反母趾の人用に作られた靴は、おしゃれなデザインが少なく普段から履きたいと思えないものが多いです。そこで、のさかでは、外反母趾の人たちも症状を気にせず、足元のおしゃれを楽しめるようなデザインを豊富に用意しています。

重度の外反母趾で幅広の足に
おすすめの靴

“Stretch Walkerストレッチウォーカー”ANTARESアンタレス
“Stretch Walkerストレッチウォーカー”ANTARESアンタレス前足部にストレッチレザーを使用。外反母趾で負担がかかりやすい部分が伸縮するので外反母趾へのストレスが少ないタイプ。また、ウエストから踵にかけてのホールド感が良いので、前滑りしやすい方にも◎ファスナーで着脱も楽々。
“Stretch Walkerストレッチウォーカー”EARTHアース
“Stretch Walkerストレッチウォーカー”EARTHアース負担がかかりやすい箇所にストレッチ素材が使われているので歩行時の締め付けが少ない。足の幅が広い方にも履いていただける対応力が高いモデル。
“Stretch Walkerストレッチウォーカー”POLLUXポルックス
“Stretch Walkerストレッチウォーカー”POLLUXポルックス負担がかかりやすい箇所にストレッチ素材が使われているので歩行時の締め付けが少ない。また、幅広対応でありながらウエスト部分をしっかり締めてくれる、メリハリのある履き心地の優秀モデル。
“Stretch Walkerストレッチウォーカー”PLUTプルート
“Stretch Walkerストレッチウォーカー”PLUTプルート 足幅、甲、カカトの3点をマジックテープで自由に調節可能。サンダルとは思えないフィット感で、長距離ウォーキングも可能。
New Walkerニューウォーカー30077
New Walkerニューウォーカー30077指先にはストレッチ素材を使用し、幅広の木型を採用。幅広の方もストレスなくゆったり履けるデザイン。
ゆったりした履き心地だが、見た目はスッキリしているのがうれしいポイント。ファスナーで着脱も楽々。

軽度の外反母趾で細い足におすすめの靴

New Walkerニューウォーカー30027
New Walkerニューウォーカー30027ウエストやカカト周りは締まりが良く、指先はゆとりをとることができる。外反母趾の方に多い“幅があるが後足部は細い足”にもおすすめ。指先にはストレッチ素材を使用。ファスナーで着脱も楽々。
Jollier casualジョリアカジュアル
Jollier casualジョリアカジュアルすっきりした見た目なのに指先に負担がかかりにくい、足にやさしいデザイン。ベルトで甲を留め、足裏を支えるインソール内蔵で外反母趾への負担を軽減。
tamaki
tamaki木のほどよい硬さが骨を刺激し足を強くする。履いて歩くことで足指の力を使うので、浮指予防や外反母趾予防に効果的

外反母趾とは

ここで、改めて外反母趾とは一体どのような症状のことをいうのか整理しておきましょう。外反母趾の特徴として、日本整形外科学会のホームページにはこのような記述があります。

外反母趾の特徴

特徴的な症状は足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに「くの字」に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。その突出部が靴に当たって炎症を起こして、ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになります。

公益社団法人 日本整形外科学会
ホームページより引用
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hallux_valgus.html

外反母趾になる理由

では、外反母趾になってしまう原因はどのようなことが考えられるのでしょうか。
こちらも、先ほど紹介した日本整形外科学会ホームページの記載をもとに説明していきます。

外反母趾の一番の原因は靴を履くことで、幅の狭いつま先が細くなった靴を履くと母指のつけ根から先が圧迫されて変形します。ヒールの高い靴はつけ根にかかる力が増えてさらに変形を強くします。

10歳代に起こるものは母指が人差し指より長かったり、生まれつき扁平足ぎみであったりする外反母趾になりやすい特徴があります。最も多い中年期のものは履物に加えて、肥満と筋力低下などによっておこります。

健常な足には縦のアーチだけでなく横のアーチがあります。外反母趾ではこれらのアーチが崩れて扁平足になると、中ほどにある母指の中足骨が扇状に内側に開き、それから先の指は逆に靴で外側に圧迫されておこります。

公益社団法人 日本整形外科学会
ホームページより引用
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hallux_valgus.html

上記を踏まえると、外反母趾の原因として考えられるのは次の3つです。

  • ・靴が合っていない
  • ・筋力の低下
  • ・姿勢や歩き方

外反母趾になってしまった方の中には、遺伝ではないかと心配される方もいますが、外反母趾は遺伝というよりも靴や歩き方が原因のほとんどを占めています。

遺伝が関係するとすれば、靴や歩き方の影響を受けやすい骨格をしていたり、じん帯がやわらかいなどの体質などの遺伝は考えられますが、外反母趾が直接遺伝するケースはあまりないようです。

外反母趾になりやすい靴とは

外反母趾になりやすい靴は、パンプスやブーツ、サンダルなど、先が細くかかとが高い靴です。 ヒールの高い靴を履くと、つま先全体が靴の先端に押し付けられてしまいますし、先が細い靴だと、親指を圧迫し人差し指や中指のほうに押し付けられてしまいます。

NHK健康チャンネルより 
どのような靴が外反母趾になりやすい?

パンプスやブーツのようにヒールの高い靴を履くと、つま先に重心がかかり、靴の中でつま先が丸まってしまうような感覚になった経験がありませんか。痛いなと思っても、我慢して履き続けてしまうことも少なくないのではないでしょうか。

無理に靴の形状に合わせようとしたり、特定の箇所だけに重心がかかることで起こってしまう外反母趾は、放っておくと、親指の指先が変形してしまったり、親指の付け根に炎症が起きたりしてしまいます。

外反母趾は治せるの?

外反母趾の治療は2種類あり、保存療法と手術療法があるといわれています。ただし、手術を選択するのは重症である場合など最終手段になるため、基本的には保存療法を選択します。

保存療法といわれるものは大きく3つあり、靴で改善させていく方法と足指の体操を行う方法、そして装具療法です。3つのうち最も多く行われるのが、靴での改善です。外反母趾を靴で改善させる場合は、アーチサポートを用いて変形してしまった足に矯正を促していきます。

ただし、治療方法を選択する場合は医師の診察やアドバイスが必要不可欠です。正しい診断を受けた上で適切な治療法を選び、その上で靴選びが必要となれば、靴の専門家のいるショップなどで自分に合った靴を選んでもらってください。

外反母趾のタイプ

外反母趾は、進行度合いによって次の図のように大きく3つのタイプに分けられます。

言うまでもありませんが、自己判断は禁物です。実際の診断は医療機関行っていただく必要がありますが、進行度合いによっては手術が必要なケースも。外反母趾予備軍や軽度の場合は、なるべく悪化しないような対策が必要になってきます。

外反母趾の危険度
外反母趾の危険度

外反母趾に良い靴選びの
ポイント

外反母趾が進行しないよう対策が必要とはいえ、靴を履かずに過ごすことは現実的に不可能です。となると、外反母趾でも心地よく履いて過ごせるような靴選びが大切です。外反母趾にやさしい靴選びのポイントは次のようなものがあります。

ヒールの高さは低めの
4センチにする

ヒールがない靴は足への負担がありませんが、ヒールのある靴を履きたい時もあります。でも、あまりに高いヒールだと足への負荷が大きすぎ痛みが生じます。そこでおすすめは、4センチ程度の低めのヒールにすること。ローヒールであれば、オシャレを楽しみつつ、比較的快適に過ごせます。

つま先部分が広めの靴にする

パンプスの多くは、つま先が細くなったデザインです。足の形には沿わない形状が痛みの原因。ですから、つま先の部分ができるだけ広めの靴を選ぶようにしましょう。

靴の中がすべらないものを選ぶ

靴の中で足が滑り指先が丸く縮こまってしまうと、外反母趾の原因に繋がります。ですから、靴の中で足が滑らないような物を選ぶのが良いです。滑り防止は、インソール次第。ちなみにインソールとは、靴の中敷のことでサイズ調整や履き心地の調整のために使われます。インソールはさまざまな種類があるので、足が滑りにくく外反母趾にやさしいタイプの物を選ぶと良いです。

アーチサポートがある
インソールを選ぶ

足には全体重ががかかるので、足裏のアーチにかかる負担も大きいです。足裏への負担を減らし、アーチを崩さないためには、土踏まずをしっかり支えてくれるインソールがある靴を選ぶのがおすすめです。

スライドプールインソール
Slide Loop Insole
(スライドループインソール)
¥8,030(消費税込み・送料別途)

お持ちのお靴に入っていたインソールを抜き、代わりに入れて使うインソールです。インソールの取り外しができるシューズに入れるのがおすすめです。スライドループインソールとは、長年NOSAKAが開発を続け完成させた鼻緒付インソールです。靴に入れて歩くことで、足指を使って歩きやすくなり、筋力アップが期待できます。足指を使い慣れると、血行促進や外反母趾の予防、姿勢の改善だけでなく、腰痛や肩こりの緩和も見込めます。

足にやさしいやわらか素材を選ぶ

かたい素材の靴だと、履いているうちに靴擦れなどを起こしやすく余計に悪化してしまう場合があります。特に痛みが出ているようなときは伸縮性のある素材ややわらかな素材が使われている靴がおすすめです。拇指に負担がかかりにくいため、足の痛みが和らぎます。ただし、踵部分が柔らかすぎると足の骨格の歪みにつながる場合もあるので要注意です。

歩行中に脱げないフィット感が大事

外反母趾の部分に当たらないようにしたり、靴擦れを防ぐために少し大きめのサイズを選ぶ人がいますが、かえって逆効果になってしまう恐れがあります。靴のサイズは歩行中に脱げず、むしろ足にフィットするような感覚のあるものがベストです。

外反母趾でも足元を
おしゃれにしたい!
アイテム別の選び方を紹介

外反母趾があっても、なるべくオシャレを我慢せず好きな靴を履きたいですよね。

一言で靴といっても、スニーカーやパンプス、ブーツなど季節やシーンによって履きたい靴はさまざまあります。このパートでは、アイテム別にどのような選び方をすればいいのかについて説明していきます。

スニーカーの場合

シューズ

スニーカーの場合

スニーカーの場合は、パンプスやブーツに比べると、足の負荷が少なくラクに履けるものが多いです。理想的なスニーカーは、靴紐がありコルセットのようにキュッと足にフィットするタイプのスニーカーです。甲周りが深めのものや、やわらかで柔軟性のある素材のスニーカーを選ぶのがおすすめです。

パンプスの場合

パンプス/ヒール

パンプスの場合

上記での解説と重複しますが、ヒールのある靴を履きたい場合はなるべく低めのものを選び、かつヒールの太さも細いものよりは太めで安定感のあるものを選びます。また、つま先が細くなっている形状の靴はつま先を圧迫してしまい足に負荷がかかってしまうため、できるだけつま先が広めに設計されている靴を選ぶのがよいです。

ブーツの場合

コンフォート ブーツ

ブーツの場合

秋冬になると足元はパンプスからブーツやブーティーに変わります。
その際に気をつけたいのは、パンプスと同様、ヒールの高さとつま先の幅、それから素材です。ブーツの場合、ふくらはぎも隠れるような設計になっているため、足の太さによっては足のサイズと合わないブーツを選ばざるを得ないこともあります。そのような場合は、なるべくショート丈のブーツがおすすめです。

外反母趾の負担軽減には
靴下も重要

外反母趾の場合、靴の選び方も大切ですが、靴との摩擦を減らすという重要な役割を果たしてくれる靴下もしっかり選ぶことをおすすめします。理想的な靴下のタイプは、足裏のアーチをしっかりサポートしてくれる靴下や、指先が広げられる自由度の高い靴下です。代表的なものとして「5本指ソックス」といわれているものです。5本指の他には、「2本指」や「3本指」もあるので、自分の履きやすいタイプのものから試してみてください。

5本指ソックス ライン オートミール(NOSAKA)
5本指ソックス ライン オートミール(NOSAKA)すっきりした見た目なのに指先に負担がかかりにくい、足にやさしいデザイン。ベルトで甲を留め、足裏を支えるインソール内蔵で外反母趾への負担を軽減。

5本指ソックスが恥ずかしい・・・そんな人におすすめの靴下は?

ただ、いくら外反母趾にいいからといって5本指ソックスを人に見られるのは恥ずかしい……。そんな風に感じる人もいると思います。そのような人におすすめなのは、指先の形状がわかりにくいように工夫がある靴下です。つま先が分かれていることを隠せるような靴下もあるので、人前で靴を脱ぐことがわかっている日などはそうした靴下を履いてカモフラージュすることも考えてみましょう。

快適に歩ける靴を買うなら
専門店?通販でも安心?

外反母趾に良い靴選びのポイントがわかっても、やっぱり自分で選ぶのは不安な人やせっかく買うなら足に合った靴を購入したいという人は、シューフィッターのいる専門店で購入するのがおすすめです。

シューフィッターに自分にピッタリな靴を選んでもらえる

靴の専門家として足に最適な靴を選んでくれるシューフィッターの存在をご存じでしょうか。シューフィッターを認定する一般社団法人 足と靴と健康協議会では、

シューフィッターとは、お客様の健康管理の一翼を担うとの自覚に立って、足に関する基礎知識と靴合わせの技能を習得し、足の疾病予防の観点から正しく合った靴を提案するシューフィッティングの専門家のことです。

一般社団法人 足と靴と健康協議会 ホームページより引用
https://fha.gr.jp/shoe

と定義しています。

シューフィッターのいる専門店の多くは、外反母趾でも心地よく履ける幅広いサイズ展開やデザインが豊富に置かれていることが多いです。また、普段の歩行や靴選び、足のトラブルに関する悩みを相談することも可能です。最適な靴を選んでもらえるだけでなく、選び方のポイントなども教えてもらえるため、一度アドバイスを受けておくと通販での購入や他の店舗での購入の際にもアドバイスを活かせます。

通販なら試着や交換対応のあるところがベター

自分にピッタリなサイズのものかどうかがわからず、届いて実際に履いてみるまで不安なのが通販での靴選びです。実店舗に買いに行けない人や、通販で履きたい靴を見つけた場合など、通販を利用して靴を購入する機会も多いと思います。
しかし、外反母趾のように足のトラブルがある人にとっては特に、サイズだけでなく履き心地よさも重要なポイントですから、実際に履いてみるまではわかりません。そうした懸念を踏まえ、通販で購入する場合は試着や交換返品対応があるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

ただし、その際にも肝心なのは自分の足のサイズです。
せっかく履きたい靴を見つけても、サイズが適していなければ外反母趾に悪影響です。通販で購入する際には、正しい自分の足のサイズをあらかじめ計測しておくことをおすすめします。

セルフ・フットメジャー

ちなみにNOSAKAオンラインショップでは、7日以内なら無料でサイズ交換も可能です。(7か以内ならサイズ交換可能)実際に試してみたいという方も安心してご利用いただけます。